教えて、布団職人!

毛布を内側に掛けよう!

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みなさんこんにちは。櫻道ふとん店店長の林です。本日は【毛布を内側に掛けよう!】と題しまして、掛け寝具をどのように使用するのがもっとも睡眠に良いかを書こうと思います。結論を先に申し上げますと、最近、ネット上で話題になっている「羽毛布団の上に毛布を掛けて眠ろう」という話は、半分正解で、半分間違いです。一般的な化学繊維の毛布を羽毛布団の内側に使うと、汗を吸わないので蒸れてしまうのと、なめらかな肌触りのためズレてしまうという理由から、毛布を外側に掛けた方が良いと言われています。では、蒸れない、ズレない工夫がされた毛布を羽毛布団の内側に掛けた場合はどうでしょうか。答えは、、、すごく温かいです!では内側に掛けた方が温かいのはなぜなのか、書いていこうと思います。

 

■掛け布団の主寝具・副寝具の考え方

まず、寝具には主寝具・副寝具というものがあります。掛け寝具における主寝具はいわゆる掛布団、副寝具は毛布になります。

主寝具・副寝具は洋服に例えるならジャンパーと肌着の関係です。肌着は肌に密着して身体を温めることや、汗を吸って放熱することが役割ですね。一方でジャンパーはしっかりとした保温力が求められます。つまり、副寝具は身体に密着するべきで、仮に主寝具を2枚重ねても重いですし、隙間風が入るので副寝具を使用するより寒いのです。副寝具は身体と主寝具の隙間を埋め、肩口や足先などの寒いところを覆ってくれます。暖かい空気を布団の外に逃がさない役割や、その逆に冷たい空気が寝具内に入り込みづらくしてくれる役割を果たしているのです。

 

■主寝具・副寝具の歴史

主寝具・副寝具の歴史は江戸時代頃からあり、昔の職人が作る掛け布団は敷き布団2枚、掛け布団2枚がセットでした。木綿の敷き布団が同じ厚みで2枚、掛け布団は厚さ違いで2枚作ります。寒い冬は、内側に薄い掛け布団、外側に厚い掛け布団を敷いて寝ていました。この薄い掛け布団が後に毛布になっていきます。

 

■なぜそもそも毛布を外側に掛けるという概念が生まれたのか

おそらくですが、この掛け寝具の使い方を推奨される方、そしてその通りだと思って実践されている方は化学繊維(ポリエステル・アクリル)の毛布を代表とするツルツル感があるものを使用している方が多いのではないでしょうか。化学繊維の毛布は掛け布団との摩擦が少なく、内側に毛布、外側に掛け布団の順で掛けていると、羽毛布団がベッドなどから落ちてしまうことが多くなります。この摩擦について詳しくは後述しますが、羽毛布団の上に毛布を掛けるというのは、上の例えで言うとジャンバーの上に肌着を着ている状態です。こんなことしますでしょうか?

繰り返しになりますが、主寝具はジャンバーのようにしっかりと保温することが役目、副寝具は肌心地が良く隙間を埋めることが役目です。そして、この副寝具を効果的に使うと、理想的な寝床内気候が得られるようになります。寝床内気候とは身体と寝具の間にできる空間の温度や湿度のことで、温度は32~33℃前後、湿度は55~60%前後が理想と言われています。心地良い快眠を得るためには、副寝具を内側に掛け、上手に使い、寝床内気候を理想的な状態にした方が良いと言えるでしょう。

 

■羽毛布団のドレープ性を活かそう

前述の通り、化学繊維の掛け布団は摩擦力が少なく、布団同士や身体と毛布が密着しにくいのですが、羽毛布団を始めとする天然繊維の掛け寝具は非常に摩擦力が高く身体にしっかりと密着してくれます。その証拠に天然繊維の掛け布団を床に置いて真ん中を引っ張っても床との密着度が高く持ち上がりません。これをドレープ性と言います。ドレープというのは、直訳すると「掛け布」という意味です。服飾用語としても使われ、その場合は「ひだ」「ゆったりとした」という意味になります。布団用語としては、寝具(掛け布団)が身体にフィットする性質、性能のことを指します。例えば、「この布団はドレープ性が良い」という説明文の場合、掛け布団が身体にフィット(密着して)快適な寝心地となります。逆にドレープ性が悪いと、身体にフィットしないので、掛け布団と身体の間に隙間ができて、そこに冷たい空気が入り込む(暖かい空気が逃げ出す)事で不快となります。「ドレープ」という言葉は主に掛け布団に対して使われ、ドレープ性が高い布団ほどより快適な布団であると覚えておいていただければ問題ありません。そして近年多くの方が使われている羽毛布団は密着性が非常に強い=ドレープ性が高いのです。

 

■布団の中を蒸れさせないためには

結論をお伝えすると、化学繊維の毛布ではどうしても布団内に湿気がこもり、布団の中が蒸れてしまいます。一方、天然繊維の毛布だと羽毛布団中に入れても蒸れることがなく、快適な睡眠を手に入れることができます。化学繊維の毛布を基準に、それぞれの素材別で蒸れにくさレベル=吸水性を数値化すると以下のようになります。

化学繊維:1、綿毛布:20、シルク:30、ウール:40

羽毛布団を使用していると仮定して、毛布を天然繊維の素材のものにすると、湿気を羽毛布団に伝えられるため、身体周辺の蒸れは感じにくくなります。つまり天然繊維の毛布を羽毛布団の中に入れも蒸れません。ちなみに羽毛の蒸れにくさレベルは120で化学繊維の120倍も吸水し、逃がしてくれます。お手持ちの毛布が天然繊維の毛布であれば、羽毛布団の内側にかけても「蒸れ」という点では問題ありません。当然、タオルケットなども同様に全く問題ありません。

 

そこで、当店自慢の毛布をご紹介したいと思います!櫻道ふとん店の毛布は天然由来の遠赤外線を放出する化石サンゴを使用した染料を用い、通常の1/3の細さのアクリルを使用し、軽くて柔らかな糸で作られていますので、足先や手先が冷めにくく、襟元が寒くて眠れない人などに、かなり温かさを実感していただけると思います!「温かい毛布」ではなく天然の遠赤外線で「身体を温めてくれる毛布」として大好評をいただいております。当店は富士山の麓の御殿場市に位置しているのですが、冬場はマイナス10℃になることもあります。そんな地域でも、この温泉毛布を使用してから、「靴下・電気毛布・電気アンカー・電気カーペット・湯たんぽがいらなくなりました」というお声を多数頂戴しております。他にも「氷のように冷たかった足先を湯たんぽやホッカイロで温めていたのに、それらは全く要らなくなりました」「御殿場に引っ越してきて初めての冬にあまりの寒さに眠れませんでしたが、この温泉毛布を購入し、ぐっすり眠れるようになりました」「身体を温めてくれるだけでなく、肌触りもよく大変満足しています」などのお声をたくさん頂戴しておりまして、非常にご好評をいただいている【温泉毛布】です。また、アクリル素材だけでなく、ウール・綿などの天然繊維に温泉加工を施した商品もございます。

上述のお客様レビューにもある通り、この温泉毛布は肌触りにもこだわっています。どうしても毛布というものはゴワつきやすいのですが、当店の温泉毛布は表面の毛羽に吸水性アクリルを用いています。「あれ?アクリル?天然繊維じゃないから蒸れるんじゃない?」とお思いの方も多いと思いますが、同じ合成繊維のポリエステルと比べると約8倍の吸水性があります。また、通常ポリエステルよりふっくら柔らかい風合いだと知られています。吸水性と柔らかさで羽毛布団とマッチした風合いで仕上げたのが温泉毛布です。

 

さらに、肌掛けにもご利用いただける新感覚毛布をここでご紹介したいと思います。当店には【お日様のチカラ】という商品がございます。こちらの商品は嘘だと思われるかもしれませんが、冬は毛布として、春秋は肌がけとして、夏はタオルケットとして一年中ご利用いただける商品となっております。温泉毛布とお日様のチカラの大きな違いは遠赤外線を放出する成分です。温泉毛布が化石サンゴで遠赤外線を放出するのに対し、お日様のチカラはトルマリンで遠赤外線を放出します。トルマリンは素材そのものの温度はほぼ変わらず身体を遠赤外線で暖めてくれるため、お日様のチカラそのものは暖かくないのですが、身体は温まっているという不思議な商品です。ですから冬場はしっかりと身体を温めてくれます。それと同時にトルマリンはタオルケットよりも放熱性が高く湿気もこもらない素材となっているため夏でも使えます。九州・沖縄地方からも夏場にご注文をいただくほどです。冷やっと感がないのに温かい、夏場は暑いはずなのに蒸れないという不思議な素材です。温泉毛布をご購入いただいた方が追加でご注文をいただくことも多く「最初からこちらの方が良かった」とおっしゃる方も多いです。

 

■敷き毛布って必要なの?

上記、全て掛け毛布についてお話ししてきましたが、世の中には敷き毛布というものも存在します。敷き毛布の良い点は、毛布を下に敷くことで、身体から放出される熱を下から受け止めてくれ、下からの保温効果も期待できることです。上からは掛け布団が保温してくれますので、身体を包み込むように保温してくれます。掛け布団が羽毛布団の場合、上へ湿気を逃がしてくれますから、敷き毛布は湿気を逃すという面では良いと思います。当店では敷き毛布は敷き毛布として販売をしておりますが、掛け毛布を敷き毛布にしても良いと思います。なお、冷えを強く感じる方やお年寄りの方の中には、当店の毛布を掛け毛布と敷き毛布のダブルで使っていただいているお客様もおり、そういった方々は身体にあまり良くない電気毛布を使用することなく快適な眠りを手に入れていただいております。

 

 

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