1.赤ちゃんの睡眠って?
赤ちゃんから大人になるまで、からだはぐんぐん成長し、脳も発達します。
「眠り」は、それを支える秘密のアイテム!
赤ちゃんは眠りながら成長するといってもいいくらいですから、
眠りを上手に利用すれば、脳細胞への刺激が変わり、頭のよい子になるのです!
ジュニアサイズの布団の欄に詳しく書きますが、
私の子は3人いて、1人は歯学系の大学、あと2人は国立大学に進学できました。
みんなと同じように、少年サッカーやスイミングなど運動を思い切りやりながら成長しました。
ただ、そろばんは苦手だったようで、習いに行かせたものの、3人とも途中でやめてしまいました。
そんな感じで、特別勉強させたわけではありませんが、質の高い眠りのためには金に糸目をかけませんでしたwww・・・。
まあ、布団屋ですしね。
それにしても、赤ちゃん、子どもの成長にとって、寝具はそれほど重要なのです。
さて、眠りには2種類のリズムがあります。
ノンレム睡眠とレム睡眠。
赤ちゃんの眠りはノンレム睡眠の時間が多く、その間に成長ホルモンがたくさん出ます。
このノンレム睡眠には、深さがあります。
4段階になっていますが、仰向け寝でないと最も深いステージ4にはなりません。
ステージ4でないと、深い眠りとはいえず、ホルモンの量や赤ちゃんのストレスも軽減されません。仰向け寝でぐっすり眠れる敷布団が重要になります。
赤ちゃんから子どもに成長し、やがて成人を迎えるまでは、子どもにとっては親が頼りです。
ところが長男や長女の場合、その肝心の親自身も親をするのが初めてなので、周囲の人たちの協力がなければ、なかなか上手に育てられません。
自分の子育ての思いを祖父母など周囲の方々にうまく理解していただき、意見と協力を得ながら子育てができるとよいですね。
それにつけても、赤ちゃんのからだや脳の成長に影響をもつ赤ちゃん用の敷布団をよく考えて選ぶのは、親の大切な務めといえるでしょう。
2.赤ちゃんのからだの特性
赤ちゃんのからだには、大人と違う点が多々あります。
赤ちゃんならではの特性を知ると、眠りの大切さに改めて気がつき、敷布団などの寝具がいかに重要かが分かります。
2-1【赤ちゃんの眠る時間】
新生児の生活は24時間中ほぼ眠りで、ミルクを飲んで寝る、の繰り返しです。
やがて表情が出てきて、
ニコニコしたり、
しかめっ面をしたり、
泣いたり笑ったりする時間がだんだんと増え、
首がすわってくると眠りは20時間程度になり、18時間へと移っていき、活動時間がどんどん増えていきます。
2-2【赤ちゃんの体温】
赤ちゃんの体温は36.5℃を上回り、37℃近くなっても平気です。
大人のなかには37℃でも耐えられない人がいますよね。赤ちゃんが平気なのにはわけがあります。
地球上の細菌やウイルスなどは、30℃を超えると90%死滅します。
35℃を超えると残り約100種類くらいに減ります。
0.5℃体温が上昇すると免疫力は30%上昇するという研究者もいます。
細菌やウイルスが原因の病気には、一度かかれば免疫ができ、同じものにはかかりにくいというからだの仕組みがあります。
生まれたばかりの赤ちゃんにとって、外界ににはほとんど経験のない菌がたくさんいます。
そうした菌が入ってきても病気にならないよう体温を上げているのです。
そして、たくさんの種類の菌に対する免疫がついた頃、少しずつ体温が低下しても大丈夫になっていきます。
ですから、赤ちゃん用の寝具には保温力がとても重要なのです。
2-3【赤ちゃんの寝返り】
うっ血を防ぐためと、筋肉のバランスを整えることが大人の寝返りの理由です。
赤ちゃんには、ほかにも寝返りをうつ大切な理由があります。
それは脳細胞への刺激です。
お母さんのおなかの中にいるときは、無重力のような羊水にいて背中を丸めています。
生まれてくると、背中を伸ばし、重力を感じます。
すると、脳細胞がたくさん刺激され、どんどん大きくなります。
首がすわり、頭を自分で上げられるようになったら、左右の足を絡ませて、足から寝返りすることを教えましょう。
すると赤ちゃんは自分から寝返りを始めます。このとき、脳細胞はどんどん増えます。(正確にはシナプスがたくさん連結する)
単純に考えると頭がよくなるわけですが、寝返りをうつときに、それなりの硬さが敷布団に求められます。
そこで、赤ちゃん用の敷布団は、柔らかい布団ではなく少し硬めの敷布団をおすすめします。
うつ伏せ寝時の窒息から守るためにもやわらかい布団より硬めの布団を考えられるといいですね。
3.赤ちゃんの成長
下記のグラフ(図9)をみると、生まれたときに体重が約3kgで1年経つと男の子が9kg強、女の子が9kg弱。
身長は生まれたときに50cm弱なのが、1年後には男の子約75cm、女の子約73cmが平均値となっています。
平成2年と12年の比較表ですが、男女とも平成12年の方が少しだけ小さくなってますね。
厚生労働省は次のように記述しています。
数値に一喜一憂せず、大きな視点で見守る必要がありますね。
※健全な発育ということは、単に早く大きくなったとか、体重だけが重いということだけではない「身体と、それにともなった心の発達」が総合的に評価され、子どものからだ全体としてみなければわからない。
身体の発育、心の発達と、さらに、心身に異常がなく、疾病もないということであり、恵まれた環境で育っている状態でなければ ならない。
発育は、心身の成熟への動きであって、乳幼児のただ1回の検査だけでは真の発育状態のよしあしは判定できない。
生まれてからおとなになるまで、あるいははやく、あるいはゆっくりと波はあっても、着実に向上していく姿が発育の大切な一つの要素である。
したがって、発育していく過程がどのようであるかということをよくみなければならない。
4.赤ベビー布団の購入時にお父さんお母さんが考えなければいけないこと
添い寝?ベビーベッド?敷布団?
赤ちゃん用の布団のことで考えなければいけないことは、サイズ、健康、保温力、湿気対策、硬さです。
4-1【サイズとスペース】
生まれたての赤ちゃんの身長は約50cmですが、小学校に入る頃には110~115cmになっています。
ベビーベッドのサイズは72×120cmで身長に枕と足の大きさの余裕がないため、これでは布団が短いのです。
もし、フローリングの部屋に布団を敷くのでしたら、昔からのベビーサイズ90×130cmの敷布団で、110×130cmの掛け布団サイズがよいと思います。
こちらを3歳程度まで使用し、それからキッズサイズかジュニアサイズに変えるのがよいかもしれません。
ベビーベッドはホントに最初だけなので、後々を考えると購入はおすすめできません。レンタルベッドがあれば借りたほうがよいと思います。
ベッドが大きいサイズなら添い寝を考えましょう。
ダブルベッドにお母さんと赤ちゃんが一緒に、というのもいいでしょう。
部屋をあたたかくして、赤ちゃんは、バスタオルを2枚重ねて敷布団の代わりに。
掛け布団はベビー掛け布団を赤ちゃんに、お母さんはできればシングルの掛け布団を一人で使ったほうがよいです。
そのうち、赤ちゃんが成長した時の寝返り等のためです。
子どもがベッドから落ちないように、ベッドを壁側につけてしまう手もあります。
ベッドがダブルサイズの場合、お父さんも一緒に寝ると十分な広さが確保できません。
お父さんはシングルで眠るようにしてください。
最近は大きなベッドを購入する方が増えています。
クイーンサイズですと、幅160cmはありますので、親子3人で眠れます。
お父さんお母さんがベッドの両脇で子ども2人が真ん中に眠ってもOKです。
また、シングルのベッドを2つつなげて眠るご家族も増えています。
キングサイズになりますが、ファミリーベッドやファミリーマットレスと呼ぶ人もいます。
この場合、親子3人~4人で眠れます。
ただ、クイーンでもキングサイズでも、ベッドマットレスが2つになり、つなぎ目がかわいそうということになります。
そんな方は櫻道ふとん店にご依頼ください。
「腰いい寝」「快眠の王」なら、どんなサイズでも1枚の大きさでつくれます。
お気軽にご相談ください。
4-2【ベビー用の敷布団と健康】
健康の観点から、次の3つのことに気をつけて赤ちゃん用の敷布団を選びましょう。
①保温力のある布団
②湿気をコントロール
③寝姿勢をしっかりつくれる敷布団の硬さ
4-3【保温力のある布団】
冷えは万病の元。
赤ちゃんは大人の体温よりもかなり高めに体温が保持されなければ、すぐに風邪をひいたり、お腹を壊したりしてしまいます。
「寒い」「冷たい」「おなかが痛い」などと言えないので、とにかく泣きます。
そんなときは、体温が保たれていないのではないかと疑い、まずはあたたかくして眠らせてあげましょう。
最近では、部屋全体があたたまる住宅が増えていますが、保温力のある素材の布団を選ぶことも大切です。
4-4【湿気をコントロール】
湿気をしっかり吸える素材にしましょう。
特にベビー布団では注意したいものです。
あせもができると、赤ちゃんはかゆくていつも泣いています。
かわいそうで見ていられませんし、実は違う病気で泣いているのに、親のほうが、いつも同じくかゆいのだと勘違いして、病気を見過ごす危険もあります。
あせも対策はしっかりしましょう。
また、敷布団やベッドをしっかり乾燥させて、カビなどの対策にもしっかり手を打ちましょう。
カビは喘息の原因になったりしますので、こまめに布団のお手入れをしましょう。
天然繊維や、汗をしっかり吸える素材にするのも有効です。
4-5【姿勢をしっかりつくれる赤ちゃん用敷布団の硬さ】
赤ちゃんは起きている時間より、睡眠時間のほうが長いので、敷布団で成長するといっても過言ではありません。
ですから、背骨をしっかりつくる硬めの敷布団にしましょう。
赤ちゃんは、胎児のときには背中を丸めて羊水に浮かんでいます。
出産と同時に背中を伸ばし、からだをぐんぐん大きくさせる成長に入ります。
今度は背中を伸ばさなくてはなりません。
やわらかい布団で眠ると、内臓が重たいので腰の辺りがへこんでしまいます。
適度に硬い赤ちゃん用敷布団にしましょう。
プロからのおすすめを一つ。
木綿わた敷布団を購入後、大人が2週間程度お昼寝などで使い、少しつぶしてあげると、赤ちゃんにちょうどよい硬さになりますよ。
木綿わたは大切な保温性、吸湿性にもすぐれているので、赤ちゃん用には特におすすめです。
5.ベビー布団のサイズ
既製品のベビー敷布団やベッドのサイズは70cm×120cm、ミニ60cm×90cmととても小さく、ほんの6ヶ月程度しか使えません。
昔からあるベビー敷布団のサイズは90cm×130cmで赤ちゃんの脳の成長にとてもよいサイズです。
この敷布団だったら3歳くらいまでは大丈夫です。
また、ベッドにするなら、最低でも70cm×120cmのサイズは必要です。
年齢 | サイズ | 敷布団(cm) | 掛け布団(cm) |
---|---|---|---|
6か月まで | ベビーベッド | 72cm×120cm | 90cm×120cm |
3歳まで | ベビーサイズ | 90cm×130cm | 110cm×130cm |
7歳まで | キッズサイズ | 90cm×160cm | 120cm×160cm |
12歳まで | ジュニアサイズ | 90cm×185cm | 135cm×185cm |
大人 | シングルサイズ | 100cm×210cm | 150cm×210cm |
6.赤ちゃん用に高反発ウレタン敷布団のすすめ
ベビーの敷布団を検索してみると、ほとんどの場合、ポリエステルの敷布団です。
「洗える」「ホコリがでない」「体圧分散」などをウリにしていますが、赤ちゃん用で優先させなければいけないのが「清潔」よりも「体温保持」と「寝姿勢」と「湿気対策」です。
ポリエステルは他の素材に比べて体温の保持は苦手です。
寝姿勢も湿気対策もイマイチです。
そこで、櫻道ふとん店では信州大学繊維学部と眠りの共同研究をおこない、高反発凸凹ウレタンを使用したオリジナル敷布団「腰いい寝」「快眠の王」の赤ちゃん用として、ベビーサイズを提案しています。
「腰いい寝」「快眠の王」なら、トルマリン配合の「温泉綿」を使用していますので、一年中眠りやすい「体温保持」をしてくれます。
また「寝姿勢をしっかりつくれる硬さ」もちょうどよくなっています。
「温泉綿」は湿気もコントロールしてくれます。
お手入れは簡単♪ 部屋で裏面を5~6分風に当てたり、天日干しなら2~3分日光浴させたりし、お日様のにおいがついたら収納していただいて大丈夫です。
これならお部屋の掃除の途中でできるので、毎日でも苦になりませんよね。
7.櫻道ふとん店『ベビー布団のおすすめランキング』
マイスターから見た敷布団・掛け布団・毛布・タオルケットのそれぞれのおすすめを紹介します。
7-1.赤ちゃんにおすすめ【敷布団】
【1位】「快眠の王」(温泉綿) ベビーサイズ(90cm×130cm):49,800円
【2位】「腰いい寝」(温泉綿) ベビーサイズ(90cm×130cm):29,800円
【3位】木綿わた敷布団 ベビーサイズ(90cm×130cm):17,980円
7-2.赤ちゃんにおすすめ【掛け布団】
掛け布団のポイントは次の3つ。
①湿気をコントロールし保温する
②圧力をかけすぎない
③理想の寝間体温(特許温泉綿で寝ている間の体温を気持ちよく推移させる)
それを満たすのが
ほほ笑みベビー掛布団 ベビーサイズ(110cm×130cm):24,800円
7-3.赤ちゃんにおすすめ【毛布・タオルケット】
《毛布》
【1位】お日様のチカラ(温泉綿) ベビー(110cm×130cm):12,800円
【2位】ほほ笑みケット(温泉綿) ベビー(110cm×130cm):14,800円
【3位】温泉毛布プレミアム【綿マイヤー】 ハーフ(100cm×140cm):17,980円
《タオルケット》
【1位】「お日様のチカラ」(温泉綿)
(タオル生地が気持ち良い「温泉綿入りタオルケット」です。オールシーズン使えます。)
【2位】「ほほ笑みケット」(温泉綿)
(ガーゼ生地が滑らかで肌触りがとても優しいガーゼケットです。オールシーズン使えます。)
【3位】バスタオル
(タオルケットをわざわざ買う必要がありません)